2017.11.3.
朝4時、まだ暗い道を行く。
ここら辺に登り口があるハズだけど、暗くて全然分からない。諦めか?
と思っていたら、リュックを背負い如何にも今から山登るよー。というスタイルの方が通った。
「あのー、大野城撮影スポットに?」と声をかけると、
「ええ、今から行くので一緒に行きましょう」
こっちから、「ご一緒してもイイですか?」とも言ってないのに、温かい言葉。
リュックが羽かと錯覚する。神様の使いが、僕を天空の城大野城撮影スポットに導いてくれてると。笑
山は、めちゃ険しく、暗く…若干湿気った足元は滑る。しかも、熊に注意の看板。一瞬、とんでもない所に来たと思ってしまった次第。笑
神様の使いの方は、懐中電灯も、熊避けの鈴も用意済み。(もはや、迷わず神様の使いと心の中で思っていた。笑)
僕が、よろければ手を差し伸べてくれ、足の運び所を迷えば懐中電灯の光を分けてくれる。まさに、神の光。笑
神様の使いの方に出会ってなかったら、登山諦めて去っていた。
ホンマ、旅立ちからずっと優しさに触れる旅だ。
撮影スポットでは、カメラに詳しくない僕にいろいろアドバイスしてくれるおじ様の優しさにも触れた。
大野城は、霧に包まれることなく、天空の城にはならなかったけど、少しずつ明けていく大野の空と澄んだ空気が、険しい山道を登りきった充実感を増してくれた。
降りの山道は、明るく楽ちんで同じ山道だと思えないぐらいでした。
大野城も登ろうと思っていたけど、登山でヘトヘト過ぎて、次の目的地祖母が暮らす滋賀へ向かうことにした。(スタバの地域限定カードを集めていて、福井県来たついでに…と用もない花堂駅で降りスタバへ行ったけど、地域限定カードは各都道府県にある訳ではなく、福井県にはなくただコーヒーを飲むだけで終わった。知ってたら、祖母の所に直行したのに…汗)
祖母は、95歳ぐらい。
どこが調子悪い…だとか言ってたけど、急な階段を上り下りして洗濯できるぐらい元気だった。
「もうこれで、あっちゃんに会うん最後かも知れない。」
という不吉な言葉は、元気そうな祖母の姿で薄れていった。
この後、最後に会ったのは2年後の2019年。
そして、その3年後祖母はこの世から次のステージに旅立った。享年100歳。
徳を積む祖母だったから、あの世での暮らしは優遇されているのではないだろうか?
皆さんの、やってみよー、行ってみよう!のヒントになれば幸いです。
お読みになっていただき、誠にありがとうございます。
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